どうもこんにちは香港B型です。
今回はカブトムシ飼育記です。虫記録は2回目でしょうか。
前回は成虫を迎える前の最後のマット交換記録で5月にやってたと思います。やや遅めの交換。
遅すぎて蛹化~羽化に影響があるかなと懸念しておりましたが杞憂でした。
あれから2ヶ月、続々と成虫が爆誕しているところでございます。

もはや何匹いるか分からん
幼虫は57匹居りまして、10匹は譲りましたので恐らく47匹の成虫が誕生すると思われるのですが成虫になっちまうと最早数えられません。縦横無尽に動き回るし地中に潜るしで数える気にもなりません。
こうなると成り行き任せの飼育にならざるを得ません。下手にマットをひっくり返すと未だ蛹化中で成虫となり世の中に羽ばたこうとしている個体の邪魔となってしまいます。ので基本放置。
生まれたまんまの環境でそのまま飼育が私スタイルです。早いと蛹と幼虫が同居するみたいな変な環境も作成可能です。

あんまり成虫には興味なかったりして
個人的にそうだったりします。
興味があるのは生命のサイクルだったりするので、この成虫が次代に生命を託すにあたっての環境整備を優先させたりします。大自然の中でなくこんな箱庭で一生を終わらせるのも心苦しいですが、そういう一生だってあろう。人間だってそうじゃろう?違う?
成虫見てて楽しいのは追う雄と逃げる雌の攻防であろうか。あと雌を巡る雄の攻防も。
必死だな。生きてるなお前ら。とか思いながら時間を忘れて見ていられる。
産卵環境の整え方
個人的には同じサイズ感の雄雌を同居させるということ。
体のサイズが違いすぎては交尾に支障があろう?人間だって(略)
あとは同ケージに雄1に雌2充てるイメージ。
雄が多すぎると争いで疲弊死する。というのが一般論。
しかし個人的感覚だが、争わない環境では子孫も残そうとしないのではとも思えた。
昨年実験的に、一夫多妻制のハーレムケージを作ったが、子孫は残らなかった。
何だか理解できる気もする。人間だっ(略)
他に大事なのは土の種類と深さ。土は幼虫が育つ腐葉土マットであれば産卵してくれる。産卵させたくないならそのへんの土やおが屑を敷くとよい。
深さも10~5cmを意識している。雌は雄が潜って来られない高さで産卵しがち。
深さがある=雌の安心産卵環境とも言える。
深さもだが、湿気も必要。乾燥すると卵や幼虫も干からびる。失敗するときは大体乾燥しちゃった時。ある程度深さがあれば乾燥しないので、マットの量は多めが肝心だと思う。

注意点
生まれたばかりの成虫はよくひっくり返っている。
成虫はひっくり返ると起き上がれず死という無残な一生を遂げたりするので不安になるが、生まれたばかりはよく腹を出している。これは乾燥させる為でギブアップしている訳ではないので安心して良い。
あと、生まれて数日は食事しません。餌を食べないからといって無駄に不安にならなくて良いです。

他にも、生まれたばかりの雄雌を番にするのは宜しくないらしい。
体が未熟なまま合体しちゃったりすると事故が起こるそうだ。おお怖い。
最後に。定期的に違う血を入れる。所謂近親のアレだと遺伝子的に不具合が起こってくる。らしい。それはどの生命でもそうである様に虫も例外ではないんだねぇ。
という訳で毎年貰ったり交換したり買ったりして別の血を入れている。
今年はホームセンターで蛹化してしまった見切り品のこいつらを購入。一匹100円。


カブトムシの蛹は蛹室を縦に作る。間違えて掘り起こしてしまったりした方に、トイレットペーパーの芯とかで代用できるよ?と知ったような口をきいていたが実際私はやった事がなかった。
ので、この度実験中。上手く孵るかしら。
とは言え、雑な環境でも結構生命は循環する
色々注意とか言いましたが、結局はマット。深さと湿気。これが肝です。
あとは雄と雌を複数放り込んでおけば知らないうちに事が起きています。
食糧問題
悩みの種は、生まれたての成虫は食欲が凄いこと。よく見る昆虫ゼリー、成虫1匹あたり1日1個は食べます。
世間には高タンパクゼリーとか贅沢なものもありますが、そこまで気合入れてないので我が家は安物で我慢してもらっています。
色々と捜索するも、結局最安はダイソーのゼリー12個入り。
あれ?去年まで20個入りじゃなかった?こんな所にもインフレの波を感じますがそれでも最安の1個単価9.17円。
9.17円×47匹、1日430円?くらくらする。

実際そんなに与えてないですけど。
他にも安いゼリーないかなと探しますがこの辺でしょうか。
ダイソーは品切れ即取り扱い終了だったりしますので、そういう時は買ったりします。
ひと昔前は果物、スイカとかキュウリとかあげていた気もしますが、実際栄養価的によろしくないらしい。
なので私は与えていません。ゼリーのみ。
悪臭+コバエ問題
雑な飼い方をしていると、結構臭います。ゼリーの腐乱であったり、虫の排泄物だったりです。
マメに飼育容器の清掃をしてやれば問題ないですが、私の性分、雑をテーマに飼育してたりすると当然臭いです。
ので、消臭剤は必須です。殺虫成分が無いやつがいいかもわからん。

あとはマットにコバエが巣食う時もあり、室内が大変な事になります。
発生してしまったら最後、マット全交換など対処しなければなりません。
我が家も大量発生してどうしようもなくなった事がございます。専用シートで覆う、新聞紙で覆う、コバエホイホイを置く、色々対策しましたが、結局は虫誘導ライトが一番良かった気がしてます。
現在メインで使っているのはこのマットですが、コレにしてからコバエ大発生がありません。
安いし幼虫もそこそこ育つので愛用中。
そんなこんなで次も生命のサイクルが続くか
という訳で今年も成虫が次々生まれているよとの報告と、飼育スタイルから産卵環境の整え方、注意点までの記述でした。保育園から2匹の番を頂いて5年、2匹が50匹近くになってしまっている状況です。
いざとなればブリードできるんでねえかとも思いますが、やってみて思う、採算取れるレベルには到底辿り着かない、と。しかし元々ブリーダーは目指してない趣味繫殖家ですのでいいんです。
今年も淡々と給餌し、気づいたらケースの底面で幼虫発見、みたいな感じになると思います。
そのあたりにまた当シリーズを更新するかも。
本日もご一読ありがとうございました。香港B型でした。