こんにちは香港B型です。
最近は生きるだ死ぬだの死生観が滲み出た記述ばかりしていて重苦しくてしょうがないので、ここで一息ワンクッション、カブトムシ回に回帰したい次第です。推し活ならぬ虫活。
成虫が次々お逝きになり、彼らが産み落とした次代の生命、その生命の営みに敬意と興味を示しながら、生きようと這い回る幼虫どもが生を繋ぐ介助というか一助を致している大人の自由研究です。
つうかどう転んでも死生観が顔を出す。まあいいやもう諦めたレッツゴー。
前回のマット交換から約1ヶ月
マットの状態がコレ。

幼虫らはひたすら食う。土(マット)を。もりもり食いながら大きくなる。来夏、立派な成虫にならんとしてだな。
食っては糞して食っては糞してを繰り返し、目の粗い糞は上部に押し出されこんなんなる。
ここまで糞が目立ったら交換時期というか清掃が必要。
底の方も土が減ってきて、虫としても食う所が無く困ってしまうニャーです。ニャー?
工程としては前回と一緒
糞交じりの土を篩にかけて糞と細かいものを分類。もちろん手で。スコップ等を使うと幼虫を傷つける可能性があるので、極力手で。手袋を着けておくと尚優しい。
何?あたし幼虫触りたくないオエー?それは御尤もなご意見です。ならそもそも幼虫飼育は諦めた方が良いかと思われる。
直接触らない事の比喩を言えば、赤ちゃんをマジックハンドで抱き上げる様なもんとでも言おうか。そんなん味気ないじゃない。それと同義だと思ってなりませんとの私見です。何、おっかなびっくり触るのよ。赤子だって最初はそうじゃろう?あとは慣れです。俺もウネウネ動く虫嫌い。なのに何とも思わなくなってもうてる不思議。

2ケースから3ケースに増やす
前回は2ケースに幼虫40匹を放り込んでおった。20入れが2ケースですね。
幼虫も小さかったので間に合っていましたが、そこそこ大きくなったろうので、3ケース目を解放しようと思います。13、13、14とかに分かれるでしょうか。
土と糞の分類、虫の分別、新しいマットの補充と加水、テキパキとこなすが、我ながら謎スキルだと思う。
これが5年かそこらで培った勘と経験って奴であろう。経験に実績があればそれは知識と同義で、素晴らしき無駄知識である。


今回は身体測定アリ
過去の記事で身体測定した記録がある。
これは越冬後の記録である。この記録をした後、私は疑問に思った。
越冬前と後で成長ってするんかな?と。
幼虫はある程度越冬前にサイズが決まると聞くが、どうなんだろね、と。
疑問に思ったらやればいいじゃない、という事で今回は体重を測りながら作業。

我ながら何やってんだかわかんないが、ここまで来ると自由研究の様相である。
息子に何やってんの?と訊かれるが、自由研究ってこういう事だよね。と説明できた。
息子にせがまれて飼い始めたカブトムシ。今や息子は興味無し。代わりに世話をするどころか研究まで初めてしまった親父。
まあ、そんなもんかもしれないね。大人の達観と好奇心と僅かな童心の狭間で虫を秤に乗せる。結果はこちら。

1減
1匹減っておる。
そうです悲しきかな合計39匹。
どうやら前回から1匹、天に召されてしまったらしい。南無。アーメン。虫の神に何て言えばいいのか。
幼虫はお亡くなりになると、文字通り土に還る。マット(腐葉土)に分解され、正に無に帰る。
が、分解され辛い甲殻類特有の頭部だけは残ってしまう。たまたま見つけたので激写。
モブの頭ゲッツ。あなたは今どこで何をしていますか。

マット交換はこれが今年最後か否か
とまあ作業の模様と気付きを記述して参りましたが、マット交換は今年最後となるかどうか。
最高気温の低まりと共に活動も弱まる=糞の数が減るので、気温次第というか、虫の活動次第かもしれない。
今回の活動では2袋消化。いつものアマゾン最安のアレ。

食欲旺盛なお年頃、どんどん食べて欲しいが、お前これはボランティアやぞ、俺の経済力にお前らは生かされている。
生殺与奪の権を他人に握られとるぞお前ら。
虫は答えない。我ながら何という愚問か。そうや俺が無碍にこいつらを死に至らしめる訳がないんや。畜生。畜生。
だいいち無碍に扱ったら俺が地獄に堕ちた時に何されるか分からん。蟲地獄の刑等に処されるかもわからん。それってどんなの。
来世がカブトムシであったら俺に飼われたい。そう思われる様に何とかですね、ていうかお前成虫の飼育は大分雑ですよね?
うむ。蟲地獄を覚悟して本日のこの記述を締め括りたい。くわばらくわがた。否、かぶとむし。
香港B型でした。ではまたの記事で。

